世田谷区長からのご挨拶
世田谷区建設団体協議会ホームページへの区長メッセージ
世田谷区建設団体防災協議会の皆様には、日頃より区の災害対策をはじめ、区政運営にご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
令和元年10月に、大きな被害をもたらした、台風15号、19号をはじめ、近年、日本各地で強力な台風、局地的・記録的豪雨による風水害・土砂災害等が多発しております。
行政の最大の使命は、区民の生命と財産を守ることですが、このような大きな災害が発生した際には、行政の力だけで様々な課題に対処することは困難であると感じております。何よりも区民の皆さんの、自助・共助への取り組みや協力が大変重要と感じており、区民の防災意識の向上を目的として、普及啓発や情報発信を始め、より一層の災害対策強化を図っているところです。
また、さらなる災害対策の推進にあたっては、各関係機関の皆様との日頃からの情報共有が重要であり、相互の信頼関係のもと、連携を強めていくことが必要であると考えられます。
皆様と締結しております、「災害時における応急対策業務に関する協定」により、災害時の倒壊建物等からの救出救助活動や収容施設や区施設の応急補修活動、応急仮設住宅の建築など、応急・復旧対策に不可欠な役割を担っていただくことを大変心強く感じております。また、このような取り組みを貴団体のホームページにて区民に周知いただくのは重要なことと考えております。
今年度は、世田谷区新型コロナウイルスをともに乗りこえる寄附金に多大なご寄附をいただき誠にありがとうございました。これまでに区に寄せられた寄附金は、帰国者・接触者外来を設置している区内の病院等への医療用マスクや防護服の配付のほか、PCR検査体制の拡充や医療的ケアが必要な方への消毒液の配付に活用させていただいております。
今後も引き続き、世田谷区にご理解・ご協力を賜り、信頼関係をより強固なものにしていけるよう、心よりお願い申し上げます。
結びに、世田谷区建設団体防災協議会の更なるご発展と、会員の皆様の益々のご健勝とご活躍を祈念いたしまして、ご挨拶とさせていただきます。
令和2年12月 世田谷区長 保坂 展人