建防協のご紹介
会長ご挨拶
世田谷区民のみなさま、行政や議会のみなさま、また関係団体のみなさま、日ごろより私たち世田谷区建設団体防災協議会(略称:建防協)の活動にご厚情を賜り、誠にありがとうございます。
建防協は、平成10(1998)年3月に世田谷区と災害応援協定を締結し、平成21(2009)年に世田谷、玉川、成城の3消防署とも災害協定を結びました。また平成26(2014)年5月には「道路啓開」を加えた新たな協定を世田谷区と結び直しました。
私たちは、地元世田谷区内で建設業にたずさわっている建設のプロ集団です。仕事をとおして建築物のノウハウを熟知しており、大地震のときに倒れた家屋からの人命救助、塞がった道路を広げ、応急仮設住宅を作る活動などを迅速に行うことができ、日ごろは建設の仕事のかたわら地域の防災訓練や図上訓練、連絡訓練などの防災活動をはじめ、ボランティア活動、社会貢献活動を行っております。
建設業は後継者不足や景気の浮沈により、厳しい経営・労働環境にありますが、地震災害への備えはもとより水害、水と緑や環境にやさしい住宅、ものづくりなど多くの社会貢献活動を通して、建設業界の真の姿を、区民の皆さんにご理解いただくようつとめてまいります。
また多くの地域の他産業、区民のみなさまとご一緒に、循環型の地域経済をめざし、地域全体が豊かになるようにつとめてまいります。
今後ともみなさまのご理解、ご支援、ご協力をよろしくお願い申しあげます。
会長 石井 誠
私たちの理念
私たちの地元は世田谷区です。
世田谷区内に居住し、また事業所を持ち、家族も世田谷区で生活をしています。
「アイ・ラブ 世田谷」、この思いは誰よりも負けません。
いま地域がおかれている状況は高齢社会をはじめ、住民同士が協力し合う意識が薄れ、商店街など地域産業の力が弱まっています。
江戸時代は大工の棟梁や鳶の頭が、町内の防災の役割を果たしていました。
建設産業は長い歴史の中で社会の基礎づくり、下積みの作業を続けてきました。戦後は焼け野原から復興を支え、高度経済成長期には住宅や社会のインフラを整備し、好景気、不況のたびに「雇用の調整弁」ともいわれてきました。
阪神・淡路大震災や東日本大震災でも、自らも被災しているにも関わらず、崩壊した建物からの人命救助、自衛隊が救援に来る前に道路の確保、など大きな役割を果たしてきたのが建設業です。
私たちは日々の建設作業を通して、防災上の危険個所チェックや大地震の際に建設機械や工具を使い「倒壊家屋からの人命救助」などに熟知しています。 また住宅や建物の耐震化などを通して地域防災力の要になることが可能です。
エッセンシャルワーカーという言葉があります。災害時だけではなく、コロナウイスル禍でも、生活維持に欠かせない仕事に従事する人たちのことです。災害時には建設業がエッセンシャルワーカーとなります。
私たちは地域への社会貢献活動をとおして、建設産業を世田谷区内の地域産業として位置づけ、持続可能な循環型の地域経済をめざし、建設産業で働く者たちの社会的地位向上をはかり、建設産業の真の姿をみなさまにお伝えしてまいります。
団体概要
平成10年(1998)3月結成、区民の安全と安心を守るため、建設会社・工務店・給排水・設備工事、電気工事、建設労働組合など世田谷区内の建設関連10団体で構成しています。防災・減災はもとより、水と緑や環境にやさしい街づくり、再生可能エネルギーの推進などに取り組んでいます。
★世田谷区と災害協定 協定書PDF
平成10年3月締結⇒平成26年5月改正
★区内3消防署と災害協定 協定書PDF
平成26年5月締結
【構成団体】
- 世田谷建設協会
- 世田谷睦水会
- 世田谷電設工業会
- 首都圏建設産業ユニオン世田谷支部
- 東京土建一般労働組合世田谷支部
- 世田谷区住宅相談連絡協議会
- 世田谷住相協建設協同組合
- 東京世田谷電設工業協同組合
- 玉川建築組合
- 東京都建設組合世田谷支部